ヘッダー画像。「小木人形お役立ちサイト・ひな人形の飾り方・初めてでよくわからない…という方へ」という見出しが書いてあり、その横に三人官女のイラストが描いてある。

「七段飾り・三段飾り・親王飾りの飾り方を分かりやすく説明いたします!」という見出しの下に「人形を飾る場所は日当りの良い場所。温風が当たる場所は変形・変色等の原因と
なるので避けましょう。飾る際には箱からお人形やお道具類を取り出す順に写真を撮っておくと、片づけが楽になります。」という補足文が書かれている。

七段飾り

七段目

  1. 男雛(おびな)
  2. 女雛(めびな)
  3. 親王台(しんのうだい)
  4. 屏風(びょうぶ)
  5. 雪洞(ぼんぼり)
  6. 三方(さんぽう)

五段目

  1. 太鼓(たいこ)
  2. 大皮(おおかわ)
  3. 小鼓(こづつみ)
  4. 笛(ふえ)
  5. 扇(おうぎ)
  6. 五人囃子(ごにんばやし)

三段目

  1. 台笠(だいがさ)
  2. 沓台(くつだい)
  3. 立傘(たちがさ)
  4. 仕丁台(しちょうだい)
  5. 橘(たちばな)
  6. 桜(さくら)

一段目

  1. 御駕篭(おかご)
  2. 重箱(じゅうばこ)
  3. 御所車(ごしょぐるま)
  4. 毛氈(もうせん)

六段目

  1. 加えの銚子(くわえのちょうし)
  2. 三方(さんぽう)
  3. 長柄銚子(ながえちょうし)
  4. 官女台(かんじょだい)
  5. 高杯(たかつき)

四段目

  1. 右大臣(うだいじん)
  2. 左大臣(さだいじん)
  3. 随身台(ずいしんだい)
  4. 菱台(ひしだい)
  5. 御膳(おぜん)

二段目

  1. 箪笥(たんす)
  2. 挟箱(はさみばこ)
  3. 鏡台(きょうだい)
  4. 針箱(はりばこ)
  5. 火鉢(火鉢)
  6. 茶道具(ちゃどうぐ)
7段飾りの雛壇のイラスト。お内裏様やお雛様・右大臣.左大臣・ぼんぼり・茶道具など、雛壇のフルセットが描かれている。
雛壇にあるすべての人形と飾りに1~38の番号が振ってあり、イラストの左にある1~38にその名称が書いてある。

飾り方の順番

飾り方その1 飾り台

  • 梱包を解き、箱から飾り台と屏風を取り出します。
  • 飾り台の組み立ては同梱の説明書に従って、組み立ててください。
  • 毛氈を掛ける前に段の骨組みにねじれが無いかをお確かめください。
  • ひな段と毛氈の中心を合わせ、下から上へたるみを取りながら、ピンで止め張っていきます。
    ひな段の左右に毛氈が余るようでしたら、裏側へ折り込んでください。
  • 屏風の開き具合は均等になっていますか?一度一杯にのばし、折り癖を弱めてから置くときれいに飾れます。

飾り方その2 お道具

  • お道具を上の段から順に飾ります。
  • 橘・桜が紅梅・白梅の場合は、向かって右が紅梅、左が白梅になります。
  • 針箱に衣裳袋が付いているタイプもあります。

飾り方その3 お人形

  • 各人形に持ち道具を付け、各台の上に上の段から順に飾ります。
  • 後は作札を置き、全体のバランスを整えれば完成です。

五段飾りの場合は、二段目に随身・仕丁を飾るタイプと嫁入り道具を飾るタイプがあります。

三段飾り

三段目

  1. 男雛(おびな)
  2. 女雛(めびな)
  3. 親王台(しんのうだい)
  4. 屏風(びょうぶ)
  5. 雪洞(ぼんぼり)
  6. 三方(さんぽう)
  7. 菱台(ひしだい)

一段目

  1. 橘(たちばな)
  2. 桜(さくら)
  3. 御駕篭(おかご)
  4. 重箱(じゅうばこ)
  5. 御所車(ごしょぐるま)
  6. 飾り台(かざりだい)

二段目

  1. 加えの銚子(くわえのちょうし)
  2. 三方(さんぽう)
  3. 長柄銚子(ながえちょうし)
  4. 官女台(かんじょだい)
  5. 高杯(たかつき)
三段飾りの雛壇のイラスト。一番上の段に「お内裏様」「お雛様」「ぼんぼり」「三方」「菱台」「親王台」「屏風」・上から二番目の段に「三人官女」「高坏」・
一番下の段に「橘」「桜」「御駕篭」「重箱」「御所車」「飾り台」が描かれている。そして七段飾りと同じく、イラストのひとつひとつに番号が振られており、左にその名称が書いてある。

飾り方の順番

飾り方その1 飾り台

  • 梱包を解き、箱から飾り台と屏風を取り出します。
  • 飾り台の組み立ては同梱の説明書に従って、組み立ててください。
  • 下敷き毛氈がある場合は、まず飾り台の下に敷きます。
  • 毛氈飾りの場合は毛氈を下から上へたるみを取りながらピンで止めていきます。

飾り方その2 お道具

  • お道具を上の段から順に飾ります。
  • 橘・桜が紅梅・白梅の場合は、向かって右が紅梅、左が白梅になります。

飾り方その3 お人形

  • 各人形に持ち道具を付け、各台の上に上の段から順に飾ります。
  • 後は作札を置き、全体のバランスを整えれば完成です。
  • 官女台が付かないタイプもあります。

親王飾り

  1. 男雛(おびな)
  2. 女雛(めびな)
  3. 親王台(しんのうだい)
  4. 屏風(びょうぶ)
  5. 雪洞(ぼんぼり)
  1. 菱台(ひしだい)
  2. 三方(さんぽう)
  3. 橘(たちばな)
  4. 桜(さくら)
  5. 飾り台(かざりだい)
一段飾りの雛壇のイラスト。「お内裏様」「お雛様」「親王台」「屏風」「雪洞」「菱台」「三方」「橘」「桜」「飾り台」が描かれており、
七段飾り・三段飾りと同じく、ひとつひとつのイラストに番号がふってある。そして左にその名称が描かれている。

飾り方の順番

飾り方その1 飾り台

  • 梱包を解き、箱から飾り台と屏風を取り出します。
  • 下敷き毛氈がある場合は、まず飾り台の下に敷きます。
  • 飾り台がなく、毛氈だけの場合もあります。

飾り方その2 お道具

  • お道具を上の段から順に飾ります。
  • 橘・桜が紅梅・白梅の場合は、向かって右が紅梅、左が白梅になります。

飾り方その3 お人形

  • 各人形に持ち道具を付け、親王台の上に飾ります。
  • 後は作札を置き、全体のバランスを整えれば完成です。

持ち道具のつけ方

親王(しんのう)

  • 笏(しゃく)は右手の親指と人差し指の間に差し込んでください。
  • 太刀(たち)は左側の腰と袖のの間に差し込んでください。(ひもがついている場合は胴に回して結びます)
  • 檜扇(ひおうぎ)は開いた状態で両手に持たせてください。
お内裏様とお雛様のイラスト。お内裏様の手には笏、腰には太刀が、お雛様の手には檜扇が飾られている。左に書かれている「持ち道具の付け方」に連動したイラストになっている。
冠の付け方
冠のひもは、イラストのように親指と人差し指で輪を作ってからかけると簡単です。冠をかぶせる時は上部を人差し指で軽く押さえながら、ひもを結んでください。
纓(えい)は冠の後側の穴に差し込みます。
お内裏様の冠にひもを取り付けているイラストと取付けた後のイラスト。左には、冠ヒモを簡単に取り付ける方法として「人差し指で輪を作って冠にかけると良い」という説明文とイラスト・
右には、ひもを取り付けた冠をお内裏様の頭に乗せる方法として「冠をかぶせる時は上部を人差し指で軽く押さえながら、ひもを結んでください。纓(えい)は冠の後側の穴に差し込みます」という説明文と、頭に冠を載せているイラストが描かれている
仕切り線

三人官女(さんにんかんじょ)

  • 加えの銚子(くわえのちょうし)は左手を開いている方の官女の右手に持たせます。
  • 島台は座った官女の両手にはさみ込むように持たせます。(この官女の顔には眉毛がありません)
  • 長柄銚子(ながえちょうし)は左手を握っている官女に両手で持たせます。
  • 三方が島台(しまだい)に変わるタイプもあります。
三人官女のイラスト。一番左には「加えの銚子」を持った官女のイラスト・真ん中の座った眉のない官女の両手に「島台」をはさみ込むように持たせたイラスト・一番右には「長柄銚子」を持った官女のイラストが描かれている。
仕切り線

五人囃子(ごにんばやし)

  • 烏帽子(えぼし)はゴムのものとひもで結ぶタイプのものがあります。
  • 脇差し(わきざし)はそれぞれの左腰に差し込みます。
  • 太鼓は左右の手にそれぞれバチを持たせ、太鼓を台の上に乗せ、お人形の前に置きます。
  • 大皮(おおかわ)は左手に大皮(絵のない鼓)を持たせます。口を開いているお人形です。
  • 小鼓(こづつみ)は右肩の上に(絵のついた鼓を)乗せます。
  • 笛は両手の指の間に持たせます。持たせにくい時は手首が回りますので、動かしてください。
  • 扇は右手に持たせます。口を開いてる顔のお人形です。
五人囃子のイラスト。一番左には太鼓を前においてバチを持ったイラスト・左から二番目を三番目には小鼓を持ったイラスト・右から二番目には笛を持ったイラスト・一番右には右手に扇子を持ったイラストが描かれている
仕切り線

随身(ずいしん)

  • 冠はゴムのものとひもで結ぶタイプのものとがありますが、追い毛が頬の横に来るように付けるのがポイントです。
  • 太刀(たち)は左の腰と袖の間に差し込んでください。(ひもが付いている場合は胴に回して結びます)
  • 持矢(もちや)は羽根の方を下にして、右手に持たせます。
  • 弓は左手に持たせます。
3人の随身のイラスト。一番左には自分の背中に背負った矢羽を抜き取ろうとしている随身のイラスト・真ん中には羽根の方を下にした持矢を右手に持った随身のイラスト・一番右には白くて長い髭をたくわえた随身のイラストが描かれている
仕切り線

仕丁(しちょう)

  • 烏帽子(えぼし)はゴムのものとひもで結ぶタイプのものがありますが、滑りやすいのでどなたかに押さえていただくと、簡単にかぶせられます。
  • くま手は向かって左側の仕丁に持たせます。
  • ちりとりは真ん中の仕丁の前か横に置きます。
  • ほうきは向かって右側の仕丁に持たせます。
  • 持物か台笠・沓台・立傘に変わるタイプもあります。
3人の仕丁のイラスト。一番左にはくま手を持った仕丁のイラスト・真ん中にはちりとりを前に置いた仕丁のイラスト・一番右にはほうきを持った仕丁のイラストが描かれている。

参考資料:全日本人形専門店チェーン